ダイビングについて
リクエストについて
- ダイビングポイントや魚のリクエストについて
- マンタについて
- 大物・群れについて
- 小物について
- ブルーホールについて
- ペリリューコーナーのダイビングについて
- 3ダイブ、4ダイブリクエストについて
- 早朝ダイブ、ナイトダイブのリクストについて
- トイレ付ボートのリクエストについて
ビギナーで心配な方
シーズンついて
渡航前に!
基本ダイビングスタイル
パラオではほとんどのダイビングポイントが外洋にあり、ドロップオフでの壁沿いのダイビングや、サンゴ礁や砂地などの水底の上をダイビングします。ポイントによっては時間帯によって潮の流れが速くなることがありますが、大きな魚や群れなどを高確率で見ることができます。
ダイビングスタイルはボートからのドリフトダイビングになることが多いです。ドリフトダイビングとはダイビング開始地点と終了地点が異なる潜り方のことです。つまりスタート地点に戻ってきてダイビング終了ではなく、
スタート→移動→浮上→ボートが迎えに来てくれる という潜り方になります。ダイビング中、流れがあれば、流れを利用して移動したり、流れを横切ったりすることもあります。
エントリーはバックロールエントリーになります。エントリー後はほとんどのポイントに潜降ロープが設置されていますので、ロープを使いながら耳抜き作業をすることができます。ロープの根元付近で集合していただき全員の集合を確認した後、ダイビング開始となります。
ガイドが先頭になってチーム毎にまとまって潜ります。浮上も基本的にはチーム毎にまとまって行ないます。バディ単位での潜水は行っておりません。
浮上の際に通常は安全停止をおこないます。まずガイドが浮上サインをだしてから、全員でまとまって浮上し、5m付近で3分間程度安全停止をします。お客様にもガイドの周りに集まって安全停止をしていただきます。その際にガイドはシグナルフロートを使用しますが、お客様はシグナルフロートを使用する必要はありません。安全停止終了後、ガイドから再度浮上サインが出ますのでそれから水面に浮上します。だいたい潜水時間は安全停止を含めて45分前後となります。
水面に浮上したら浮力を確保してガイドの周りでボートが迎えに来るのを待ちます。全員の浮上が確認できない場合やガイドから離れてばらばらに浮いているとボートは接近できませんので、必ず水面まで浮上しガイドの近くに集合したうえで顔は上げてボートを見るようにしましょう。ボートが近寄ってきてエンジンがストップしたら、ガイドの案内にしたがってロープ、または梯子に掴まり順番にエキジットします。
流れについて
パラオの外洋のポイントでは流れが発生していることもあります。パラオは一般的に流れが速いイメージを持たれている方も多いようですが、流れはその日の満潮、干潮、ダイビングを行うタイミング、月齢、海のコンディション等に左右されますので、必ずしも速い流れが1日中、常に発生しているわけではありません。
流れは程よく発生していたほうが、魚が密集してダイビングが面白くなることが多いですが、全く流れが発生しないということもあります。こればかりは自然相手ですので事前に完全に海況を予想することはできません。
ガイドは海況や流れの速さ、ゲスト全員のスキルなどを考慮の上、まずは安全に潜れるかどうかを基準としてダイビングポイントを決定します。
カレントフックについて
カレントフックは流れの速いポイントで楽にダイビングできるようにパラオで開発されたダイビング用品です!!
ブルーコーナーなどの潮の流れの速いポイントではドロップオフの縁に魚達が集まってきます。ダイバーはそこで岩などに掴まり、鯉のぼりのようになりながら、潮に流されないようにとどまって魚を見る形になります。
その時カレントフックがあると、不用意に水底のサンゴを壊さずにすみ自然環境保護にも大変有意義です。フックの一端をBCに繋ぎ、もう一端を岩の窪みなどにかけてロープで体を支えることができます。カレントフックを利用すれば、とどまっているのが楽になる他、手がフリーになるのでカメラを両手で扱えるようになります。レンタルはございません。ご自身で用意されてくるか、店内にて販売をしておりますのでご出発前に、お買い求めください。
シグナルフロートについて
パラオでは全てのダイバーにシグナルフロートの携帯が義務付けられています。
通常はガイドだけがシグナルフロートを使用しますので、お客様はご自分のフロートはBCのポケットなどに収納していただき、忘れずに水中へご持参ください。
シグナルフロートもブルーマーリンでレンタル、販売を行っています。レンタルの場合は滞在中何日使っても1つ$5です。もしお持ちで無い方は必ずレンタルかお買い求めいただくようにしてください。
体験ダイビングについて
BMの体験ダイビングは無人島のビーチにて行うビーチダイビングになります。1日コースとなり、午前、もしくは午後だけのコースや、ボートからエントリーするコースはございません。
お客様が過去に国内外にて、複数回の体験ダイビングにご参加されたご経験をお持ちだとしても、例えばブルーコーナー等の外洋のファンダイビングのポイントにて、いきなりボートエントリーの体験ダイビングを行うことは安全上の理由から行っていませんので、あらかじめご了承ください。
ご友人同士やご家族の中で体験ダイビングとファンダイビングに分かれてそれぞれご参加される場合、一緒のボートにてツアーに出発することが可能です。なぜなら体験ダイビングを行う無人島はファンダイブのポイントに向かう道中にあるため、行き返りに途中まで一緒のボートでの移動が可能となります。
ダイビングポイントや魚のリクエストについて
ダイビングポイントや見たいお魚のリクエストは事前にもちろん受けつけておりますが、複数のお客様が乗り合わせてダイビングに出かけますので、必ずしも一人一人のリクエストに完全にお応えできないこともあります。また海況やその他の要因によりリクエストにお応えできない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
海況等に問題がなければ、どうしてもリクエスト通りの場所で潜りたいというご希望であれば、ボートをチャーターしてダイビングすることが可能ですので、ご検討ください。
ダイビングポイントの選択はツアー当日のガイドがボートオペレーターと相談しながら、当日の天候、海況や潮の流れ、波を実際に確認し、前日までのお客様のダイビング状況やリクエスト、お客様のスキル、その時の旬な見どころなど考慮の上で決定しております。
海況や天候等問題がなければリクエストの多い、ブルーコーナーやブルーホール、ジャーマンチャネル、ウーロンチャネルやシアスコーナーなどのメジャーポイントを中心に潜っています。
マンタについて
マンタは世界最大のエイの仲間で、パラオで見られるマンタは和名をナンヨウマンタと言います。パラオで繁殖、出産も行われており時折生まれたての子供を見かけることもあります。成熟した大人では5mぐらいになるものもいます。
パラオでマンタを狙うとなるとジャーマンチャネルやグラスランド、スタジアムなどのダイビングポイントがあります。これらのポイントにはマンタが自分の体についた寄生虫などを他の魚に掃除してもらうための場所(クリーニングステーションと呼ばれる岩)があります。ダイバーはこのクリーニングステーションの側で着底してマンタがやって来るのを待ちます。また運がよければ餌であるプラントンを食べている、食事中のマンタの行動が水面付近などで見られることがあります。
もし運良くマンタがステーションにやってきた場合や、食事中のマンタに遭遇した場合には、次の注意事項を守るようにしてください。
- マンタを追いかけない。
- クリーニングステーション近くでは砂地や、サンゴの無い場所に着底して動き回らない
- クリーニングステーションにはガイドより近づかない。
- マンタには触らない
- マンタの進行方向を邪魔しない
- ガイドの指示に従う
以上の6点をしっかり守れば、マンタはしばらくステーションをグルグルと回るようにホバリングしてくれたり、食事中のマンタをしっかりと見ることができます。もし誰か1人でも注意事項を守らないと、マンタは警戒してすぐにどこかに逃げてしまい、他のダイバーの迷惑となります。マンタはダイバーの吐く泡を嫌がります。もしマンタが自分に向ってやって来た時は、泡を吐くタイミングをコントロールしてマンタにかけないようにしてあげると、自分の頭上スレスレを 通ってくれることもあります。その際に決してマンタに触れないで下さい。やはり嫌がってすぐに逃げてしまいます。
マンタは基本的に1年中見られますが、生き物ですので必ず見られるわけではないことをあらかじめご理解ください。
大物・群れについて
パラオはダイバーの憧れの大物や魚群が高確率で見られる海として世界屈指のダイビングエリアとなっています。
季節を問わずに見られるものとしては、ナポレオン、カンムリブダイ、マンタ、その他エイ類、オグロメジロザメ、ネムリブカ、バラクーダの群れ、ギンガメアジの群れ、オオメカマスの群れ、アオウミガメ、タイマイなどがあります。
大物や魚群に遭遇した際は、他のダイバーの動きなども考慮し全員でマナー良く観察するようにしましょう。大物や群れを見た瞬間に我先に突っ込んでいくダイバーがいますが、群れを蹴散らしてしまったり逃がしてしまったり、また自分だけが観察や撮影ができて他のダイバーはできなかったりと、非常に迷惑な行為となります。 早い者勝ちではありませんので、くれぐれもマナー良く観察や撮影をするように心掛けましょう。
小物について
大物で有名なパラオですが、小物も豊富な種類がパラオには生息しています。
観察や撮影に夢中になりすぎてグループからはぐれないように気を付けましょう。
相手はサイズの小さな生き物ですので、大物や魚群と違い観察の際には一人一人、もしくは少人数が交代で観察することが多いです。したがって魚に対して突然距離を詰めたり、巣穴などの上から突然覗きこむようなアプローチをしたり、また魚が警戒しているのにそのまま近寄ったりすると、魚はすぐに岩やサンゴの隙間、砂地の穴の中などの隠れ家に逃げてしまい他のダイバーが観察できなくなってしまいます。マナー良く観察しましょう。
ブルーホールについて
ブルーホールはパラオを代表する地形ポイントで、皆様からのリクエストも多いポイントです。
4つの竪穴と2つの横穴がすべて1つの巨大なドーム状の空間に繋がっている豪快な地形と、そこに降り注ぐ太陽光線が楽しめるポイントです。したがって天気がよく、透明度も良いときがもっともブルーホールを潜るのに適した条件となり、とてもきれいな景色を見ることができます。 反対に天気が悪い、透明度が悪い、という時には景観は一変してしまいます。そのためそのような条件下ではせっかくリクエストを頂いていたとしても、きれいな景色が見られない、ということで他のポイントを選ぶこともございますのであらかじめご理解いただければと思います。。
ペリリューコーナーのダイビングについて
ペリリューコーナー周辺では、ロウニンアジの大群が見られることで有名で、パラオでも屈指の豪快なポイントとなっています。
しかしダイビングポイントには潜降ブイはなく、最大水深は常に30m前後となり、そして時折強い流れが発生するため、ご案内に際しては経験本数が100本以上であることが最低条件となっております。
100本を超えていてもフリー潜降ができない、スムーズな耳抜きができない、中性浮力が取れない、泳力がない、ガイドの指示に従わず自分勝手な行動を取りやすい、といったことに当てはまるとガイドが判断させていただいた場合には、安全上の理由からご案内をお断りさせていただいております。
またダイビング初日の1本目からペリリューコーナー周辺でのダイビングは、同じく安全上の理由から行っていません。ペリリューコーナー周辺でのダイビングをご希望の方は事前に、もしくは現地にてリクエストをお申し付けください。 ガイドがスキルの判断をさせていただいたうえで問題が無く、海況や人数が集まればツアーを催行させていただく、という具合になります。 したがって事前にペリリューコーナー周辺でのダイビングの確約はできませんので、あらかじめご理解いただきますようお願いいたします。
3ダイブ、4ダイブのリクエストについて
2ボートダイビングが基本ですが、3ダイブ、4ダイブのリクエストも事前に承っています。リクエストは現地に来られてからでも受け付けております。
外洋での3ダイブを希望されるお客様がボート上で過半数以上集まれば、外海のポイントで3本潜ってから帰港します。その場合、2ダイブで終えられるお客様は3本目はボート上でお待ちいただくことになります。半数以下であれば2本を外海で潜って一度ショップに戻り、3ダイブご希望のお客様だけで改めて近場のポイントに潜ります。近場での3本目は参加希望者が1名様でも催行しております。
通常時間に出港して外洋で4ダイブを行うことは、帰港が日没を過ぎてしまうため安全上の理由から行っていません。外洋で3ダイブ後にいったん帰港し、お店の近くで4ダイブを行うことは可能です。その場合の4ダイブの最少催行人数は2名様からとさせていただいております。
早朝ダイブ、ナイトダイブのリクエストについて
早朝ダイビング、ナイトダイビングのリクエストは事前に、もしくは現地にて承っております。
早朝ダイビングはリクエストとしてお預かりさせていただき、現地にて調整させていただきますが、事前に催行を確約はできませんのであらかじめご了承ください。
ナイトダイビングはリクエストとしてお預かりさせていただき、現地にて調整させていただきますが、事前に催行を確約はできませんのであらかじめご了承ください。 ダイビングポイントはお店の近くとなります。外洋のダイビングポイントでのナイトダイブは安全上の理由から行っていませんので、予めご理解ください。
トイレ付ボートのリクエストについて
ブルーマーリン所有のボートにはすべてマリントイレが設置されています。
したがって、不測の事態(トイレの故障や何らかの理由で他社のボートを使用せざるおえない場合など)が起きない限り、全てのお客様がトイレ付きのボートをご利用いただけます。
ビギナーでも大丈夫?
ライセンス取り立てであったり、経験本数がまだ10本〜20本未満といったビギナーのお客様もパラオに大勢来られており、ダイビングを楽しまれています。安全面が確保できるとガイドが判断すれば、ブルーコーナーやブルーホールなどのメジャーポイントでも潜って頂いております。ただしスキルや精神的に不安が強いと判断した場合には、海況いかんにかかわらずブルーコーナーなどでのダイビングをお断りする場合もございます。
心配や不安の原因のほとんどの理由は、まだそれほど潜り慣れていないことによる水中への恐怖心や、他のゲストに自分は迷惑をかけないかといった心配、ダイビングに対しての漠然とした不安から心配に繋がっている事が多いように思います。事前に、もしくは当日にスタッフにお話しいただくことで気持ちはずいぶん変わると思いますので、心配なことはお気軽にスタッフまでお話しください。
パラオではほとんどのポイントに潜航ロープ設置されています。潜降はロープを持ちながらご自分のペースでゆっくりと耳抜きをすることができますので、ご安心ください。
ブルーマーリンではダイビング初日のお客様がいる場合は、ベテラン、ビギナーに関わらず基本的には1本目はチェックダイブの意味も含めて流れの比較的穏やかなポイントを選択して潜っています。いきなり流れの強いポイントで潜ることはありませんので、ご安心ください。その他、エアーの消費の早い方には、事前にリクエストいただければ大きな容量サイズ(11L)のタンクをご用意できますので、ご安心ください。
このようにビギナーの方でも安全にパラオでダイビングできるので、安心してパラオに遊びに来てください。
ただし心配事がすごく強い場合にはパラオに来られる前に一度ダイビングされたり、長期間のブランクがあいているような場合にはご自身のスキルを過信されずに、やはりパラオに来られる前にダイビングを一度されておくことを、安全上からもお勧めいたします。
リフレッシュコースについて
「数年間ダイビングから離れていて、スキルなどもほとんど忘れてしまった。」「ライセンスは持っているけどスキルに全く自信が無い」という心配のあるお客様にはリフレッシュコースをお勧めします。
リフレッシュコースは前述の体験ダイビングと同じ場所、ガルメアウス島で行います。体験ダイビングのゲストと同時に行うこともございます。まず、ダイビングに関して最低限必要な知識の説明を聞いてから、午前中は浅場でマスククリアやレギュレータークリア、耳抜きなどの基本的なスキルの練習をします。昼はビーチでランチををとり、午後に遊びで潜ります。BCの使い方を練習しパラオでのダイビングに必要な中性浮力のスキルも練習できます。
魚もツマグロ(ブラックチップリーフシャーク)やカツオ、ホソヒラアジの群れ、その他クマノミや珍しい小物など様々な魚達をゆっくりと見て楽しむことができます。
リフレッシュコースでダイビングのスキルをしっかりと復習し、次の日からの外海でのファンダイブを余裕をもって楽しんでください!!
年間のコンディションについて
パラオは海洋性熱帯気候で最低気温は1年中20度を下回ることはなく、たいてい25度〜35度以下となっています。 季節は一般的に雨季(7〜10月)と乾季(12月〜4月)、その間は季節の移行期と分けられていますが、乾季でもスコールやしっかりと雨が降ることはよくあり、反対に雨季でも快晴の日が続くこともあり、必ずしも明瞭ではありません。ダイビングポイントへの移動中に雨に降られると大変肌寒く感じますので、防寒具をお持ちください。
水温は年間通して27度〜30度ぐらいです。乾季は深場から冷水塊が浅場まで上がってくることがあり、たまに26度以下の水温に下がることもあります。
透明度は潮の流れやうねり、波、天気などの色々な要素が関係してくるので、一概には言えませんが、乾季は冷水塊が上がってくると栄養を豊富に含んでいる分、透明度が落ちることがあります。しかし栄養分が豊富なので魚の活性があがり水中は一層賑やかになります。夏場は30m以上の透明度になることもあります。
服装、ダイビングスーツについて
服装は陸上では1年を通してTシャツと短パン等の軽装で過ごせます。ただレストランや屋内、パラオの空港などではエアコンが大変効いている場合がありますので上着があると便利です。パラオでは特にドレスコードを指定しているような場所はございません。 ダイビングのスーツは、水温は年間通して27〜30度度前後ですので参考にされてください。たいていのお客様は5mmのワンピースで潜られています。
流れが速い時には着底して岩に掴まったりすることもあります。半そでや膝までのスーツではその際に切り傷を作ってしまうことがよくあるので、安全のためにもフルスーツをお奨めいたします。
ポイントまでの移動中に雨に降られたり、風の強い日にはボート上では大変肌寒く感じますのでボートコートなどの防寒具があると大変重宝します。
パスポートその他について
2020年8月現在、日本からパラオに渡航する際にはパスポートの残存有効期間が6か月以上あることと、復路の航空券を所持していないと飛行機に搭乗できませんのでご注意ください。特にパスポートの更新が必要な場合にはある程度の時間が必要ですので、 あらかじめ余裕をもってご確認をされてください。
その他、免税、通貨、現地交通事情、電圧等、在パラオ日本国大使館のHPに案内が出ていますので、「在パラオ日本国大使館HP」 ←左記をクリックしてご確認ください。