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BLUE MARLIN HISTORY
CRESCENT WALL (クレセントウォール)
クレセントウオール ヒメイトマキエイのクリーニングステーション発見ストーリー
クレセントウオールのある東側のリーフは「アサウ」と呼ばれている。 このアサウリーフの調査を始めたのは2008年5月のこと。 いや、正確には再調査と言うべきだろう。 なぜなら10年以上も前に先代のマネージャー、スタッフ達の功績により ここにはバラクーダの大きな群れがいる、という発見がなされ ダイビングも行われ、その情報は代替わりしたスタッフにも 脈々と受け継がれてきたからだ。
東側で大きなバラクーダの群れが見られるポイントというのは08年当時他には無く、 本来ならば西側が潜れない海況の時には大きな魅力となるはずであった。 それにも関わらず以前よりスタッフは一向にこのアサウを使おうとはしなかった。 なぜか?バラクーダの群れの発見はなされたが、精度の高い潜り方は確立されておらず 一か八かでリーフを流すだけ、バラクーダがいないとなんにも見られない。 というダイビングスタイルにスタッフ自身が潜るのを躊躇していたからだ。
しかしこのバラクーダという素材を生かさないのはもったいない。 そこで再度調査に乗り出したのが2008年5月のことであった。 しかし調査は想像以上に困難を極めた。 アサウと一口に言っても南北に伸びた、だだっ広いリーフだ。 このリーフの沖側、捜査対象は4キロに及ぶ。 いくら大群とはいえ広大な海を前にしては数百匹のバラクーダなど小さな点でしかない。 この小さな点がリーフのどこをどう動いているのか? それはまるで雲をつかむような話であって、待ち受ける困難に気持ちが萎えそうになった。 しかし私達は気持ちを奮い立たせ、勇気を出し膨大な時間と労力を費やして調査を重ねた。 調査を重ねていくうえでオオメカマスの群れもいることがわかり勇気づけてくれた。 さらにはここにニシキアナゴのコロニーの発見が加わる。 パラオでは1匹を見ることでさえとても珍しいのに、それが集団でコロニーとなって群生している。初めて見る光景にスタッフに驚きと興奮、衝撃が走る。
こうしてバラクーダに加え、オオメカマス、ニシキアナゴと素材が揃う。 調査開始直後とは明らかに状況が異なってきていた。 明るい見通しが誰の目にもうっすら見えてきて、 自分達の背中を押す追い風が吹いているのを感じた。
残るは最後の仕上げだ。ポイントとして成立させるためには どこからどのように潜ったら素材をいかせるのか?それを突き止めなければならない。 私達はさらなる調査に打ち込んだ。大いなる発見が待っているとも知らず。。。
こうして調査開始から1カ月後。 富永とクレイトンがついにどこをどのように潜ったら、ダイビングポイントとして成立するのか? それを突き止めたまさにその瞬間に3枚のヒメイトマキエイが現れたのだった。 いや、現れたのではなくそこにいたのだ。クリーニングをしていたのだった。 私達のほうこそがそこに何も知らずにお邪魔をしたわけだ。 ヒメイトマキエイのクリーニングステーションの発見。 この前代未聞の世界でも極めて珍しい、もしかしたら世界初かもしれない発見に スタッフに大きな驚きと興奮、衝撃が走った
以来、ヒメイトマキエイは変わらずにそこでクリーニングをしており、 私達にその雄姿を現してくれている。
海は未知なる世界である。 私達が知り得たことなどほんと一握りでしかない。 これからも夢とロマン、可能性を求めて海と向き合っていきたい。
BLUEMARLIN