フリンちゃん日本に行く
2002/4/2...4/10


 フリンちゃん初めての海外旅行。RITCスタッフの  
イナボさんにコロール空港まで送ってもらいました。
フリンちゃんは空港にいる時から緊張気味でした。  
トレードマークだった「ナチュラル・アフロヘアー」
をばっさりと切って小奇麗になっていました。買った
ばかりの新しいスニーカーを履いてピンクの帽子をか
ぶって、「飛行機の座席は窓側にする!」とか言って
はしゃいでいました。                        

(コロール空港にて。左がフリンちゃん。右がイナボさん。)


 飛行機の中では「日本についたらマリンダイビング 
フェアの準備があるので寝た方が良い」と言ったのに 
フリンちゃんは緊張のため一睡もできなかったようで 
す。                                      
 日本に到着、見るものすべてが初めてなので、目を
キラキラとさせていました。電車の中ではみんな一言
も喋らないので不思議そうにしていました。「次は電
車の中でお菓子を食べよう!」とか言ってました。 

(電車の中から外の景色を見るフリンちゃん)


 駅のホームの混雑の中でもマイペースに歩きつづけ
るフリンちゃん。日本に来て初めて思ったのですが、
フリンちゃんは歩くスピードが非常に遅いです。僕も
限界ぐらいにゆっくり歩いているのですが、それでも
気がつくとフリンちゃんが後ろの方に・・・       
 右も左も分からないフリンちゃんなので、絶対見失
ってはいけない!と思っていたのですが、一度だけ駅
のホームで見失いました。電車を降りて改札に行った
時にふり返るとフリンちゃんがいない。「ヤバイ!」
と思って急いで反対の改札口に行くと、自動改札の前
でフリンちゃんが立ちすくみ途方に暮れていました。
 初日に皇居に花見に行きました。もう半分ぐらい散
っていて残念でしたがそれでもかなりキレイでした。
フリンちゃんはお堀の中を泳ぐ大きな鯉に興味をもっ
たらしく、「ここで釣りをしてもイイのか?」と言っ
ていました。                                
 食べ物は一番気に入ったのがラーメンらしく、毎日
ラーメンを食べていました。おでんや天婦羅、寿司な
どにも行ったのですが何でも好き嫌い無く食べます。
納豆はさすがに無理だろうと思って、爆弾納豆という
山盛りの納豆を注文したのですが、「おいしい。」と
言って一人で全部食べてしまいました。           
 あと日本の町の大きさや人の多さにも驚いていまし
た。フリンちゃんは毎日パラオで多くの日本人のお客
サンに会っているので、日本では町を歩いていると知
っている人とすれ違ったり挨拶をしたりすることにな
ると思っていたみたいです・・                  
  マリンダイビングフェアでは沢山のお客サンに会え
て楽しんでいました。みんなパラオに来る時と違って
キチンとした格好をしているので、印象が全然違うと
いっていました。                            
 フリンちゃんの毎日の日課が夜にホテルの前の道路
を行き交う車やオートバイを眺めることでした。特に
オートバイがカッコイイみたいで、毎日長い間ホテル
の階段に座って道路を眺めていました。      

(ホテルの部屋にて)


 観光にも色々行きました。「葛西臨海水族館」では
名物マグロ水槽のクロマグロの大きさに驚いて、「上
野動物園」ではゾウやゴリラなどを見て喜んでいまし
た。アナコンダやニシキヘビなどの大きなヘビも気に
入ったようです。「東京タワー」にも登って来ました
が、フリンちゃんは以外と高い所が嫌いらしく、15
0mの展望台でかなりビビリ気味でした。僕が嫌がる
フリンちゃんを無理やり250mの展望台まで連れて
いくと真ん中の柱のところから動こうとせず、怖がっ
て窓の方に近づこうともしませんでした。     

(上野動物園にて)

(ゾウ)

 最終日成田空港にフリンちゃんを見送りに行きまし
た。僕はあと2週間バケイションをとるので、帰りは
フリンちゃん1人でパラオまで帰らなくては行けませ
ん。グアムの空港でフリンちゃんはイミグレーション
を通った後、すぐに搭乗口の前まで行って、ベンチで
2時間ほどずっと座っていたそうです。「もしミスし
たらコワイデショ。」と言ってました。 初めて海外
に行ったフリンちゃん。日本のことがとても気に入っ
たようです。今回は仕事もあって十分に遊ぶことがで
きなかったため、今度は自分でお金を貯めてもう一度
日本に遊びに行きたい。と言ってました。     

(パラオに戻るフリンちゃん。成田空港にて)